通貨制度 金とドル:かつての世界経済を支えた仕組み
第二次世界大戦が終結すると、世界は荒廃し、経済も疲弊していました。戦争で傷ついた各国は、一日も早い復興を目指していましたが、その道筋は容易ではありませんでした。なぜなら、世界の国々が共通して使えるような、信頼できる通貨の仕組みが必要だったからです。そこで、大戦終結を目前に控えた1944年、アメリカ合衆国のブレトン・ウッズという場所で、連合国を代表する44ヶ国が集まり、会議が開かれました。これは、ブレトン・ウッズ会議と呼ばれ、そこで話し合われた新しい国際通貨体制は、ブレトン・ウッズ体制として知られるようになりました。ブレトン・ウッズ体制では、アメリカのドルが基軸通貨となり、各国はドルとの固定相場制をとることになりました。また、国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行)が設立され、国際金融の安定と経済発展を支えることになりました。これらの取り組みによって、世界経済は混乱を乗り越え、戦後の復興と成長を遂げていくことになります。
