組織 証券投資の要!「ほふり」って一体何?
かつて株は、紙に印刷された株券という形で発行されていました。投資家は証券会社を通じて株を購入すると、この株券を受け取っていました。しかし、この株券の実物管理には、多くの課題がありました。まず、株券を自宅で保管する場合、紛失や盗難のリスクが常に付きまとっていました。また、株券を売却したり、株主総会で議決権を行使したりする場合には、証券会社に株券を預けたり、受け取ったりする必要があり、大変手間がかかりました。さらに、株券の発行や管理には、多額の費用が発生していました。このような課題を解決し、より安全かつ効率的に株を管理するために、1991年10月に「株券等の保管及び振替に関する法律」、通称「ほふり」が施行されました。「ほふり」は、株券を電子化し、証券保管機関と呼ばれる機関が集中管理するという画期的な制度です。これにより、株券の紛失や盗難のリスクは大幅に減少し、売買などの手続きも簡素化されました。また、株券の発行や管理にかかる費用も削減されました。「ほふり」は、日本の証券市場の近代化に大きく貢献したと言えるでしょう。
