インフレ期待

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経済指標

BEI:将来の物価上昇を予測する指標

- BEIとはBEIとは、ブレークイーブン・インフレーション・レート(Break-Even Inflation Rate)の略称で、将来の物価上昇率に対する市場参加者の予測を知るための指標です。BEIは、将来の物価動向に対する市場の期待を反映しているため、中央銀行が金融政策を決定する際や、投資家が資産運用を行う際の重要な判断材料の一つとして用いられています。具体的には、BEIは、同じ償還期限を持つ利付国債の利回りから物価連動国債の利回りを差し引いた値で計算されます。利付国債とは、発行時に定められた利率で利息が支払われ、満期日に元本が償還される債券です。一方、物価連動国債とは、元本や利息の支払いが消費者物価指数などの物価指標に連動する債券です。もしも、市場参加者が将来、物価が上昇すると予想した場合、物価上昇による目減りを回避するために、利付国債よりも物価連動国債への投資を好むようになります。その結果、物価連動国債の需要が高まり、価格が上昇し、利回りが低下します。逆に、物価が下落すると予想した場合には、利付国債への投資が好まれ、物価連動国債の利回りが上昇します。このように、BEIは、利付国債と物価連動国債の利回り差を見ることで、市場参加者が将来どの程度の物価上昇を見込んでいるのかを把握することができます。BEIが上昇すれば、市場参加者は将来の物価上昇を見込んでいる、つまりインフレを予想していることになり、逆にBEIが低下すれば、デフレを予想していることになります。
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