その他 STUPID? 経済危機と闘う6ヶ国
「STUPID」。これは、2010年頃に世界を襲った金融危機の際に、注目を集めた経済用語です。一見すると、乱暴で配慮に欠けた言葉に思えるかもしれません。しかし、この言葉は、当時の世界経済が置かれていた状況を如実に表しているとも言えます。この言葉は、スペイン、トルコ、イギリス、ポルトガル、イタリア、ドバイのそれぞれの国の名前の頭文字を取って作られました。ギリシャで起きた経済危機が、まるでドミノ倒しのように、これらの国々に波及していくのではないかと懸念されていたのです。確かに、複数の国や地域をこのような形でひとまとめにしてしまうこと、ましてや、侮蔑的な意味合いを含む言葉で表現してしまうことには、批判が集まるのも当然です。しかし、このような言葉が生まれてしまった背景には、ギリシャの経済危機が世界経済に大きな影響を与えると多くの人々が考え、不安視していたという事実があります。「STUPID」という言葉が注目されたこと自体が、当時の世界経済の不安定さを象徴していると言えるでしょう。
