ルール アムステルダム条約:EUの進化を促した改革
- アムステルダム条約とはアムステルダム条約は、1997年10月2日にオランダのアムステルダムで調印され、1999年5月1日に発効した、欧州連合(EU)の条約です。この条約は、1992年に発効したマーストリヒト条約に修正を加え、EUのさらなる発展を目指したものでした。アムステルダム条約の主な目的は、加盟国の増加に対応できるようEUの制度を改革すること、そして、市民にとってより身近な存在となるようEUの政策分野を拡充することでした。制度改革の面では、欧州委員会の委員数を削減し、議決方式を多数決制へ移行することで、意思決定の迅速化を図りました。また、欧州議会の権限を強化し、立法手続きへの関与を拡大することで、民主的な統治を強化しました。政策分野の拡充としては、雇用や社会政策、環境問題、司法協力、域内における人の移動の自由など、市民生活に密着した分野での協力を強化しました。アムステルダム条約は、EUの歴史において重要な転換点となりました。この条約によって、EUは単なる経済共同体から、政治、経済、社会など幅広い分野で協力する統合体へと大きく前進したのです。
