経済政策 ダンピング・マージン:不当な安値販売を防ぐ仕組み
- ダンピング・マージンとは国と国との間でモノを売り買いすることを貿易と言いますが、時には、ある国で作った物が、その国で売られている価格よりも、はるかに安い価格で他の国に売られることがあります。このような行為をダンピングと呼び、貿易における問題の一つとなっています。では、どれくらい安く売られたらダンピングとみなされるのでしょうか?それを判断するために用いられるのが「ダンピング・マージン」です。ダンピング・マージンは、輸出されている商品の価格(輸出価格)と、その商品が本来その国で売られている価格(正常価額)の差額で計算されます。例えば、ある国で1個1000円で売られている商品があるとします。この商品が、別の国に1個500円で輸出された場合、ダンピング・マージンは500円となります。もし、このダンピング・マージンが、あらかじめ決められた一定の水準を超えている場合、輸出している国は不当に安い価格で商品を売って、輸入する国の企業に損害を与えているとみなされ、「ダンピング」と認定される可能性があります。ダンピングは、輸入国の企業を保護するため、国際的なルールで規制されています。
