経済指標 企業活動の羅針盤~企業物価指数の基礎知識~
- 企業物価指数とは企業物価指数とは、企業間で取引される商品やサービスの価格の変動を把握するための重要な指標です。一言で言えば、企業が商品やサービスを仕入れる際に、どの程度価格が変わっているかを示すものと言えるでしょう。この指数は、日本銀行によって毎月発表されており、企業活動の現状を把握したり、将来の経済活動を予測したりする上で欠かせない情報源となっています。従来は、卸売物価指数が企業間取引の価格動向を示す指標として用いられていました。しかし、卸売業者を経由しない取引が増加したため、より広範囲な企業間取引を反映できる指標として、2004年8月から企業物価指数が導入されました。この新しい指標は、製造業だけでなく、非製造業を含む幅広い業種を対象としているため、経済全体への影響力をより正確に把握できるという点で優れています。企業物価指数の動向は、物価の先行指標として、消費者物価指数にも影響を与えると考えられています。企業物価指数の上昇は、企業が原材料費や燃料費などのコスト増加分を販売価格に転嫁しようとするため、最終的には消費者物価の値上がりにもつながっていく可能性があります。このように、企業物価指数は、私たちの日常生活にも深く関わりのある経済指標と言えるでしょう。
