企業統治

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企業統治の羅針盤:コーポレートガバナンス・コードとは?

- 上場企業の行動規範企業が社会から信頼を得て長く事業を続けていくためには、健全で透明性の高い経営が欠かせません。そのための行動指針となるのが「コーポレートガバナンス・コード」です。これは、上場企業に対し、望ましい企業統治のあり方を示したものです。コーポレートガバナンス・コードは、企業統治に関する多岐にわたる重要事項を網羅しています。例えば、株主は企業の重要なステークホルダーですが、その権利をどのように守り、行使していくべきか、また、企業の意思決定機関である取締役会は、どのような構成で、どのように運営されるべきか、さらに、経営陣の報酬は、どのような基準で、どのように決定されるべきか、といった点について、具体的な指針が示されています。これらの指針を遵守することで、企業は、株主をはじめとする様々なステークホルダーからの信頼を獲得し、持続的な成長を実現できる基盤を築くことができます。また、コーポレートガバナンスの充実により、企業の不祥事リスクを抑制し、企業価値を高める効果も期待できます。このように、コーポレートガバナンス・コードは、企業が責任ある持続可能な企業として発展していく上で、極めて重要な役割を担っているといえます。
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企業不正を防ぐSOX法とは?

2000年代初頭、アメリカの巨大企業エンロンやワールドコムで巨額の不正会計事件が次々と明らかになりました。これらの事件は世界中に大きな衝撃を与え、企業が作成する財務報告に対する信頼は大きく揺らぎました。このような事態を受け、企業会計の信頼を取り戻し、投資家を保護するために、2002年7月にアメリカで成立したのがSOX法(サーベンス・オクスリー法)です。SOX法は、企業の財務報告の正確性を高め、不正行為を防止するための包括的な法律です。具体的には、企業の内部統制の強化、経営者の責任の明確化、監査人の独立性と説明責任の強化などが求められます。SOX法の導入により、企業は財務報告に関する内部統制システムを構築・運用し、その有効性を評価する必要が生じました。また、経営者は財務報告の信頼性について personally責任を負うことになり、その責任は従来よりも重くなりました。SOX法は、成立当初はアメリカ国内の企業にのみ適用されていましたが、その影響は世界中に広がり、現在では多くの国で同様の法律や規制が導入されています。日本でも、2008年に金融商品取引法が改正され、企業会計の信頼性向上のための取り組みが進められています。
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企業統治の要!コーポレートガバナンス・コードを解説

- コーポレートガバナンス・コードとは?コーポレートガバナンス・コード(CGコード)とは、上場企業における企業統治のあり方を示した行動規範です。 企業が健全な経営を行う上で求められる原則をまとめたもので、株主の権利、取締役会の役割、役員報酬の決め方などが具体的に示されています。このCGコードは、企業に対して法的な強制力を持つものではありません。しかし、「守るか、守らない場合はその理由を説明するか(comply or explain)」という原則に基づいて運用されています。 つまり、企業は原則としてコードの内容に従って企業統治を行うことが求められており、もし従わない場合は、その理由を投資家などステークホルダーに対して明確に説明する義務があります。このような柔軟な仕組みであることによって、企業はそれぞれの特性や置かれている状況に合わせて、最適なガバナンス体制を自ら考えて構築することが促されるのです。たとえば、ある企業にとって、ある原則に従うことが必ずしも適切ではない場合もあるでしょう。そのような場合でも、その理由を明確に説明することで、投資家の理解を得ながら、独自のガバナンス体制を構築していくことができます。
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