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経済政策

メキシコの経済発展を支える「マキラドーラ」とは?

「マキラドーラ」という言葉をご存知でしょうか?これは、メキシコとアメリカの経済を深く結びつける重要なキーワードです。メキシコは、1965年から「メキシコ国境工業化計画」を推進し、アメリカとの国境地帯の経済開発に力を入れてきました。その中心的な役割を担ってきたのが、アメリカの企業を誘致するために国境に設けられた輸出加工区、それが「マキラドーラ」です。マキラドーラでは、アメリカの企業が工場を建設し、メキシコ人労働者を雇用して製品を組み立てます。そして、完成した製品はアメリカに輸出されるのです。メキシコにとっては、雇用創出や技術移転などのメリットがあり、アメリカにとっては、安い労働力を活用して生産コストを削減できるというメリットがあります。このように、マキラドーラは、メキシコとアメリカの経済にとってwin-winの関係を築いてきました。しかし、近年では、中国などの新興国の台頭や、アメリカの製造業回帰の動きなどにより、マキラドーラの競争力は低下傾向にあります。そこで、メキシコ政府は、マキラドーラの高度化を目指し、より高い技術力や付加価値を持つ産業の誘致に力を入れています。例えば、自動車産業や航空機産業などがその代表例です。マキラドーラは、メキシコとアメリカの経済関係を象徴する存在です。今後、マキラドーラがどのように変化していくのか、注目が集まります。
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