利益相反

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ルール

アームズレングスルール:金融機関における公正性確保

- アームズレングスルールとは金融の世界では、銀行、証券会社、信託銀行など、様々な金融サービスを提供する会社が一つの巨大なグループを形成している場合が少なくありません。このような金融グループ内では、銀行がグループ内の証券会社に顧客を紹介したり、信託銀行がグループ内の投資運用会社に資金を運用委託したりと、日常的に多くの取引が行われています。しかし、グループ内の会社同士だからといって、常に顧客にとって有利な条件で取引が行われているとは限りません。例えば、銀行が顧客に不利な商品だと知りながらも、グループ内の証券会社が販売しているという理由だけでその商品を勧めてしまうといった可能性も考えられます。このような不当な取引から顧客を守るために導入されたのが「アームズレングスルール」です。「アームズレングス」とは英語で「腕の長さ」を意味し、互いに適切な距離感を保つことを表現しています。つまり、アームズレングスルールとは、金融機関がグループ会社と取引を行う際に、あたかも無関係の第三者と取引を行うかのように、公正な価格、条件、品質で取引を行うことを義務付けるルールなのです。このルールが守られることで、顧客は金融グループ内の会社と取引をする場合でも、安心して公平なサービスを受けられるようになります。
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