投資戦略 後発優位性を活かす
- 後発優位とは新しい事業を始める時、誰も足を踏み入れていない未開の地に挑戦するよりも、既に成功者がいる場所へ続く道を選んだ方が有利な場合もあることをご存知でしょうか?これが「後発優位」と呼ばれる考え方です。後発優位とは、他の企業が既に参入している市場に後から参入することで、様々な恩恵を受けられるという考え方です。例えば、想像してみてください。広大な荒野に、一から道路や建物を作り、人々に住んでもらうための街づくりをするのは、大変な労力と時間が必要です。しかし、既に発展した街があれば、既存の道路や建物を利用し、人々の生活スタイルを観察することで、より効率的かつ効果的に新たな店を開いたり、サービスを提供したりすることができます。先行する企業は、いわば市場を切り開き、顧客を獲得していく「開拓者」のような存在です。後発企業は、その開拓者が築き上げてきた道のりや、彼らが経験した成功や失敗から学ぶことができます。具体的には、先行企業の製品やサービスの欠点を見つけ、それを克服した、より優れた製品を開発することで、顧客満足度を高める戦略などが考えられます。また、先行企業が時間をかけて築き上げてきた販売ルートや顧客との繋がりを活用することで、市場参入にかかる時間や費用を大幅に削減することも可能です。ただし、後発優位は必ずしも成功を保証するものではありません。先行企業の戦略を模倣するだけでは、差別化を図ることが難しく、価格競争に巻き込まれてしまう可能性もあります。後発企業は、先行企業の成功事例だけでなく、失敗事例からも学び、独自の強みを活かした戦略を立てることが重要です。
