ルール トレーダースルー: 公平な市場を阻害する行為
- トレーダースルーとは投資の世界では、少しでも有利な条件で売買を行いたいと考えるのが普通です。証券取引所も複数存在し、それぞれ異なる価格で売買されている銘柄も存在します。例えば、ある企業の株「銘柄A」が証券取引所Xでは100円で売られているのに対し、証券取引所Yでは98円で売られているとします。当然、投資家としてはより安い98円で買いたいと考えるでしょう。しかし、あるトレーダーは敢えて安い証券取引所Yを避け、100円で売られている証券取引所Xで購入しました。このような行為を「トレーダースルー」と呼びます。一見すると、なぜわざわざ損をしてまで高い方で買うのかと疑問に思うかもしれません。トレーダースルーが行われる背景には、様々な要因が考えられます。例えば、証券取引所Yでは取引量が少なく、希望する数量を98円で約定できない可能性があります。あるいは、証券取引所Xは手数料が安く、結果的に100円で買っても総額を抑えられるといった場合も考えられます。トレーダースルーは、必ずしも投資家にとって不利な行為ではありません。状況によっては、あえて不利に見える価格を選択する方が、最終的な利益に繋がるケースもあるのです。
