消費行動

記事数:(2)

その他

実店舗を脅かすショールーミングとは?

- ショールーミングとは近年、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、消費者の購買行動は大きく変化しました。実店舗で商品をじっくりと品定めし、その後、オンラインショップでより安い価格で購入する、という行動様式も珍しくありません。こうした購買行動は「ショールーミング」と呼ばれ、小売業界において注目されています。ショールーミングとは、消費者が商品を購入する際に、まずは実店舗に足を運び、商品を自分の目で見て、質感や使い心地を確かめることから始まります。店員に質問して、商品の詳細な説明を受けたり、アドバイスを求めたりすることもあります。しかし、消費者はその場で購入を決定するのではなく、店舗を後にした後で、オンラインショップで同じ商品を探し、価格や送料などを比較検討した上で購入するのです。実店舗にとっては、商品を展示し、顧客に商品情報を提供する場として機能している一方で、購買という最終的な目的を達成できていないというジレンマを抱えています。まるで、オンラインショップのためのショールームと化しているかのようです。ショールーミングが進む背景には、オンラインショップの価格競争の激化や、消費者の価格への敏感化があります。また、スマートフォンで簡単に商品情報や価格を比較できるようになったことも、ショールーミングを後押ししています。
その他

バーベル効果:経済格差を映す鏡

近年、小売業界では価格帯によって売れ行きに大きな差が出てきています。高級品やブランド品といった高価格帯の商品と、生活必需品などを扱う低価格帯の商品の売れ行きは好調である一方で、中間的な価格帯の商品の人気が低迷しているのです。これは、経済学や社会学で「バーベル効果」と呼ばれる現象の一例として説明できます。「バーベル効果」とは、その名の通り、バーベルの両端に重りが集中している様子になぞらえて、社会構造や消費行動が両極化する現象を指します。つまり、経済的に余裕のある高所得層と、価格重視の低所得層が増加傾向にある一方で、その中間に位置する中間層は減少傾向にあると言えるでしょう。高所得層は高価格帯の商品やサービスを贅沢品として消費し、低所得層は生活に必要なものを低価格で購入する傾向があります。しかし、中間層は高価格帯の商品を購入するだけの経済的な余裕はなく、かといって低価格帯の商品で妥協するのもためらうため、消費行動に変化が生じていると考えられます。
error: Content is protected !!