経済政策 開発途上国支援の鍵となるLDCとは?
- 後開発途上国(LDC)の定義LDCとは、世界で最も開発が遅れている国々を指す言葉です。正式には「後開発途上国」の英語表記「Least Developed Countries」の略称で、国際連合によって定められた開発途上国分類の一つです。LDCと認定されるには、所得水準、人間開発、経済的脆弱性という三つの主要な指標において、国連の定める基準を満たしている必要があります。まず、所得水準は国民一人当たりの国民総所得(GNI)を基準としています。一定期間、この数値が低い状態が続くと、LDC認定の検討対象となります。次に、人間開発は、教育、健康、生活水準といった側面から評価されます。例えば、成人識字率の低さや、乳幼児死亡率の高さなどが考慮されます。最後に、経済的脆弱性は、自然災害や国際市場における価格変動といった外部からのショックに対する、国の経済の弱さを表しています。輸出の多様性の低さや、農業生産への依存度の高さなどが判断材料となります。これらの指標を総合的に判断し、国連が三年ごとにLDCのリストを見直しています。LDCとして認定されると、貿易面での優遇措置や開発援助など、国際社会からの様々な支援を受けることができるようになります。
