その他 FIで広がる金融の未来
- 誰もが金融サービスを受けられる社会を目指して「FI」とは、「ファイナンシャル・インクルージョン(Financial Inclusion)」の略で、日本語では「金融包摂」と訳されます。これは、収入や居住地、性別、障がいの有無などに関わらず、すべての人が金融サービスを公平に利用できる状態を目指した考え方です。世界銀行はFIを、「すべての人々が、経済活動のチャンスを捉えるため、また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況」と定義しています。具体的には、これまで銀行口座を持てなかったり、ローンを組めなかったりするなど、金融サービスの恩恵を受けにくかった人々を対象としています。例えば、低所得者層や農村部に住む人々、女性、障がい者などが挙げられます。FIは、これらの層に対して、預金口座の開設、少額からの融資、保険への加入、携帯電話を使った送金サービスなど、生活に必要な金融サービスを、利用しやすい形で提供することを目指しています。FIは、貧困削減や経済成長、社会全体の安定につながると期待されています。金融サービスへのアクセスが向上することで、人々は貯蓄や投資を行いやすくなり、事業を始める際の資金調達もしやすくなるからです。また、病気や災害などのリスクにも備えやすくなるため、経済的な安定にもつながります。
