組織 国際金融の安定を守る:金融安定化フォーラムの役割
1990年代後半、世界は未曾有の金融危機に見舞われました。 まず1997年、タイで発生した通貨危機を皮切りに、アジア通貨危機が東南アジア諸国を襲いました。 輸出の減少や海外からの資金流出により、各国通貨の価値が暴落し、経済は混乱に陥りました。タイをはじめとする諸国では、企業倒産や失業が相次ぎ、人々の生活は大きな打撃を受けました。 続く1998年には、ロシアが財政危機に陥り、デフォルト(債務不履行)を宣言しました。 このロシア金融危機は、世界経済との結びつきが強かったことから、瞬く間に世界中に波及し、金融市場は大混乱に陥りました。 これらの危機は、世界経済のグローバル化が進む中で、各国経済の相互依存性が高まり、金融システムの脆弱性が露呈した結果と言えるでしょう。 また、国際的な金融取引の複雑化や、情報伝達の速度が加速したことも、危機の拡大に拍車をかけたと考えられます。
