その他 OpenBazaar:分散型マーケットプレイスの可能性
2014年4月、カナダのトロントで開催されたハッカソンから、分散型マーケットプレイスという新たな概念が生まれました。当時、中央集権的な闇市場サイト「Silk Road」がFBIによって摘発された事件が世界中で話題となっていました。この事件は、中央集権的なシステムが持つ、単一の障害点に起因する脆弱性を露呈する形となりました。Amir Taaki氏率いる開発チームは、このような問題意識から、中央集権的なシステムの抱える問題点に挑戦すべく、分散型マーケットプレイス「DarkMarket」を開発しました。そして、その革新性が高く評価され、ハッカソンで見事優勝を果たしました。Taaki氏のチームはDarkMarketの開発を継続しませんでしたが、その意思はBrian Hoffman氏に引き継がれました。Hoffman氏はDarkMarketのプロジェクトをフォークし、「OpenBazaar」と名前を変えて開発を継続することを決意します。こうして、中央集権的な管理者を必要とせず、利用者同士が直接取引を行うことができる、分散型マーケットプレイスという新たな概念が、OpenBazaarという形で実現に向けて動き出したのです。
