経済指標 意外な経済指標?iPod指数とその限界
世界経済の動きを知るために、様々な経済指標が用いられています。その中でも一風変わった指標として、『iPod指数』というものがあります。これは、オーストラリアの証券投資委員会であるCommSecが考案したもので、世界各国で販売されているApple社のiPodの価格を比べることで、その国の経済力を測ろうというものです。なぜiPodなのか、不思議に思う方もいるかもしれません。経済力を比較する際には、通常は通貨の価値を考慮する必要があります。しかし、為替レートは常に変動するため、正確な比較が難しい場合があります。そこで、iPod指数では、世界共通の商品であるiPodを比較対象とすることで、為替レートの影響を受けずに各国の購買力を推測しようとしています。iPodは世界中で販売されているため、価格の比較が容易であるという利点もあります。また、iPodは高級品に分類される商品であるため、その国の所得水準を反映しやすいという側面もあります。ただし、iPod指数はあくまでも参考指標の一つであり、これだけで経済力を正確に測れるわけではありません。他の経済指標と合わせて総合的に判断することが重要です。
