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世界の海を守るルールブック:国連海洋法条約

地球の表面積の約7割を占める広大な海。そこには、漁業資源、鉱物資源、エネルギー資源など、人類にとって貴重な資源が眠っています。しかし、海は繋がっており、一国だけの所有ではありません。そこで、海の平和利用と秩序ある開発のために、世界各国が協力して作り上げたルールが、「国連海洋法条約」、別名「海の憲法」です。この条約は、1982年に採択され、1994年に発効しました。長い年月をかけて、世界の168の国と地域がこの条約に参加し、海の秩序を守るために協力体制を築いています。「海の憲法」では、海の様々な利用に関するルールが細かく定められています。例えば、どの国にも属さない海の範囲である「公海」における船舶の航行の自由や、資源開発、海洋環境の保全などが定められています。また、領海の範囲や、排他的経済水域(EEZ)における沿岸国の権利と義務についても明確化されました。「海の憲法」は、従来から国際的に認められてきた慣習法をまとめると同時に、科学技術の進歩や国際社会の変化に対応した新しいルールも盛り込んでいます。これは、海洋資源の持続可能な利用、海洋環境の保全、国際的な紛争の予防など、現代の課題解決に貢献することを目指しているからです。
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