金融政策 IMFの資金調達制度:GABとは?
- GABの概要GAB(新借入取極)は、国際通貨基金(IMF)が加盟国へ円滑な資金援助を行うために設けられた制度です。世界経済は予想外の出来事に見舞われることが少なくありません。世界的な不況や大規模な自然災害が発生した場合、IMFは加盟国からの要請に応じて資金援助を行います。しかし、IMF自身の資金が不足してしまうと、必要な時に必要なだけ資金援助を行うことができなくなってしまいます。そこで、IMFは、資金不足に陥る事態に備えて、あらかじめ主要国との間で資金調達の枠組みを設けています。これがGABです。GABは、日本やアメリカ、ヨーロッパ諸国など、経済規模の大きく、かつ財政状況の健全な国々から構成されています。これらの国々は、IMFからの要請に応じて、あらかじめ定められたルールに従って資金を貸し出すことを約束しています。GABは、IMFが国際金融システムの安定を維持するために重要な役割を担っています。世界経済が不安定な状況下において、IMFが加盟国へ迅速かつ適切な資金援助を実施するためには、GABのような資金調達手段が不可欠と言えるでしょう。
