組織 アメリカ経済の要!GSEとは?
- 政府後援企業(GSE)について解説GSEとは、Government-Sponsored Enterpriseの略で、日本語では政府後援企業と訳されます。これは、アメリカで生まれた独自の制度と言えます。政府が特定の分野において、民間企業の事業活動を支援する目的で設立されました。 GSEは、政府から一定の支援を受けながら、民間企業として事業活動を行います。具体的には、政府保証や信用供与などの支援策が認められています。これにより、GSEは一般の民間企業よりも有利な条件で資金調達を行うことができ、低金利で融資を提供することが可能となります。 代表的なGSEとしては、住宅金融を手掛けるファニーメイとフレディマック、農業分野の資金供給を担うファーマクレジットバンクなどがあります。これらの機関は、アメリカの住宅市場や農業分野において重要な役割を担っており、国民生活や経済活動に大きな影響力を持っています。 しかし、GSEは政府からの支援を受けている一方で、その経営は民間企業に委ねられています。そのため、収益性を追求するあまり、リスクの高い事業に手を出す可能性も孕んでいます。実際に、2008年のリーマンショックでは、ファニーメイとフレディマックが巨額の損失を抱え、経営危機に陥りました。この事態を受け、アメリカ政府は両社を公的管理下に置き、多額の公的資金を投入せざるを得ませんでした。 このことから、GSEは政府支援によるメリットと、民間経営によるリスクを併せ持つ存在と言えるでしょう。
