金融政策 投資家を守るSIPCとは?
- 証券投資者保護公社(SIPC)について証券投資者保護公社(SIPC)は、アメリカ合衆国の証券会社が破綻した場合に、その顧客である投資家を保護することを目的とした公的な機関です。 これは、銀行預金を保護する預金保険機構と似たような役割を担っています。証券会社は、顧客から預かった株式や債券などの有価証券を、自社の資産とは別に分別して保管することが義務付けられています。しかし、証券会社が倒産した場合、顧客の資産が分別管理されていなかったり、会社の負債に巻き込まれたりするリスクはゼロではありません。このような事態から投資家を保護するために、SIPCが存在します。SIPCは、証券会社が破綻した場合、顧客1人あたり最大50万ドル(約6,500万円2023年8月時点)までの有価証券の返還を保証します。ただし、現金は1顧客あたり最大25万ドルまでしか保護されません。また、投資信託や外国為替はSIPCの保護対象外となりますので注意が必要です。SIPCは、証券会社が破綻した場合に備えて、会員である証券会社から保険料を徴収し、その資金を運用して補償原資を確保しています。SIPCは、アメリカの証券市場の安定と投資家の保護に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
