仮想通貨の銘柄 イーサリアム:次世代の分散型プラットフォーム
2013年後半、ビットコインを取り巻く熱狂の中で、ある若きプログラマーが新たな構想を打ち立てました。彼の名は、ヴィタリック・ブテリン。ビットコインの可能性に魅せられた彼は、同時にその限界も感じていました。ビットコインは、価値のやり取りという点では画期的でしたが、ブテリンは、もっと多様な用途に対応できる、より汎用性の高いプラットフォームが必要だと考えたのです。そこで彼は、新たな構想の実現に向けて動き出しました。それが、後に「イーサリアム」と呼ばれることになるプロジェクトの始まりです。ブテリンは、ビットコインのように単なる通貨としてではなく、様々なアプリケーションを構築するための基盤となることを目指しました。彼は、この構想を世に問うため、2014年初頭、ビットコインの開発者会議でイーサリアムの概念を初めて発表します。そして、その年の7月には、イーサリアム財団を設立し、本格的な開発が始動しました。イーサリアムは、誕生からわずか数年で、仮想通貨の世界に止まらず、広範な分野から注目を集める存在へと成長していくことになります。
