ルール 銀行の安定度を高める「コアTier1」とは?
私たちが日々利用する銀行は、預金を守ることや、企業に融資を行うことで経済活動を支えるなど、社会にとって非常に重要な役割を担っています。銀行は、その役割を安定して果たせるよう、万が一の事態に備え、常に十分な資金を持っている必要があります。銀行が事業を行うために必要な資金源は自己資本と呼ばれ、預金者や投資家から預かったお金だけでなく、銀行自身がこれまで積み上げてきた利益なども含まれます。自己資本比率は、この自己資本が、銀行の総資産に対してどれくらいの割合を占めているかを示す指標です。この比率が高いほど、銀行は預金者や投資家からの資金に依存することなく、自分自身の力で事業を継続できることを意味します。つまり、自己資本比率が高い銀行は、財務状況が健全で、経営基盤が安定しているという評価を受けることができます。逆に、自己資本比率が低い銀行は、経済状況の悪化や予期せぬ損失が発生した場合に、事業の継続が難しくなる可能性も孕んでいると言えるでしょう。
